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漢方理論&薬膳 連載58 恐・驚について
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漢方理論&薬膳 連載58 恐・驚について

2016年10月31日(月)1:18 AM
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私たちは生活の中で様々な感情と向き合います。この感情も五情と呼ばれ、五行に分類することができます。

 漢方理論で水に属する五情は恐(おそれ)と驚(おどろき)です。何かを恐れたり、強い驚きを感じたりすると、同じ五行の水に属する腎を傷つけることになります。

 前回までにお話したように腎は生命の根本を蓄える臓腑のため、この臓腑が傷つくと、病気に対する抵抗力や免疫力が低くなってしまいます。例えば体調が悪いとき、病気を恐れすぎると、逆に腎の働きが下がり、病気に負けてしまいがちです。また、腎が傷つくと腎気が下がることになり、尿と便がもれる症状が現れると言われています。とても驚いて失禁してしまう、と言う症状は実は漢方理論的な裏付けがあるのですね。

 さらに、腎は髪とも関係しているため、腎を傷つけることは髪にも影響します。以前薬膳の講話で伺ったのですが、かのマリーアントワネットが死刑の恐怖のあまり一晩で白髪になってしまったという歴史上のエピソードがあり、これはまさに腎の影響なのだとか。感情がどれほど体に影響するのか、よくわかるお話ですね。

 漢方理論では体と心は一体のものとして考えます。心の不調が体調不良にならないよう、前向きさを心がけていきましょうね。

 

参考文献

実用中医薬膳学 辰巳洋 2008 東洋学術出版

中医学・薬膳学の基礎 食薬学 2003 本草薬膳学院

薬膳の基本 辰巳洋 2008 緑書房

オレンジページムック 女の漢方的養生BOOK 2014 株式会社オレンジページ

オレンジページムック 漢方養生法 2004 株式会社オレンジページ

オレンジページムック 春夏秋冬自分で不調を治す 漢方的183のアイディア 2010 株式会社オレンジページ

東方栄養新書 体質別の食生活実践マニュアル 梁晨千鶴 2005 株式会社メディカルユーコン

実用中医学 辰巳洋 2009 源草社

薬膳講座資料2015年度版 大倉あやこ 2015 ハーブ薬膳Ayako



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