ページ上部へ戻る

漢方を理解するために③ “標治と本治”
トップページ > 漢方を理解するために③ “標治と本治”

漢方を理解するために③ “標治と本治”

2014年11月08日(土)12:52 午後
Pocket

~病気の根っこを治療することが大切~

 漢方では表面的な症状を治療する“標治”だけでなく、その大元の根本原因を治療する“本治”を大切にしています。表面的な症状は一見無関係に見えても、元をたどれば1つの根本原因から派生している場合も多いのです。そのため、標治だけでなく、本治を行うことで、根本原因から派生した複数の病気を同時に治療することができるのです。

 これは、樹に例えると“標治”は枝葉や果実に対する治療であり、“本治”は根っこに対する治療となります。枝葉や果実に1つ1つ対処するよりも、根っこにアプローチする方が短期的にも長期的に見ても効率が良い治療法なのです。

 鍼灸や漢方薬それぞれに“標治”も“本治”も行う治療法を備えています。時には、鍼灸を“標治”として用い、漢方薬を“本治”として用いるハイブリッド治療を行うこともあります。日本では医療制度の関係で“はり・きゅう”と“漢方薬”を同時に使われる機会が少ないのですが、中国や韓国では“はり・きゅう”と“漢方薬”を併用することが基本となっています。しかし、このような医療制度のお蔭で鍼灸師は“漢方薬”に頼ることができず、“はり・きゅう”のみで治療効果を上げなければならず、様々な鍼灸治療が生み出されています。今後は積極的に“はり・きゅう”と“漢方薬”を併用していく仕組み作りがなされることに期待したいと思います。

 

 

参考:東洋医学基本としくみ/仙頭正四郎(西東社)

   漢方上手/三浦於菟(源草社)

   本格漢方2012・2013・2014(朝日新聞出版)

   中医臨床のための中薬学(東洋学術出版社)

   中医臨床のための方剤学(東洋学術出版社)

   生薬単(NTS)

   不妊は漢方で治せる/寺師碩甫(河出書房新社)

   漢方の知恵でポジティブ・エイジング/木村容子(NHK出版)

   漢方・中医学講座/入江祥史(医歯薬出版)



«   |   »

東京漢方堂鍼灸整骨院

住所 〒116-0003
東京都荒川区南千住1-18-3
アクセス 日比谷線 三ノ輪駅から徒歩3分
都電荒川線 三ノ輪橋電停から徒歩1分
診療時間 8:00〜19:00(昼休みなし、日曜日17:00まで)
休診日 木曜日

電話番号



大きな地図で見る

メールでお問い合わせはこちら

過去の記事